何か他の人がやっていないようなデータ分析をしてみたいとふと思い立ちましたので、気象データから夏の群馬県予選優勝校の傾向を予想してみました。
分析方法
しっかりとした根拠のもとで単純にわかりやすく傾向を探るため過去20年分の優勝校の一覧と気象庁の発表している梅雨時期の気象データを用いて分析しました。
また、個別の優勝校を予想するにはデータ不足のため、私立、公立の別を傾向として探るところまでの分析としています。
なお、分析中の記事では「私立勢」「公立勢」という表現を用いますが、どちらにも一切の贔屓はありませんのでご理解をお願いいたします。
いくつか分析を繰り返しつつ夏までには変わり種の予想ができればいいなという目論見のもと、まずはスタートしてみたいと思います。
気象データ:気象庁
昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):関東甲信
分析内容
まずは、前提となる過去20年分の歴代優勝校の一覧です。※赤枠が公立校
直近6年(回)の優勝校は全て私立勢で、そのうち前橋育英4回、健大高崎2回の優勝となっています。
過去20年(回)のデータでは、私立勢が13回、公立勢が7回の優勝実績となっていて割合に引き直すと
私立勢:66%
公立勢:33%
という数字になっていることになります。
こういった感じで分析していきたいと思います。
梅雨入りの早さで比較
まずは、梅雨入りが早さで比較してみたいと思います。
梅雨入りが早い順に並べていますので、一覧表の上にくるほど梅雨入りが早いということになります。
梅雨入りが早いほど私立勢が優勝してる傾向です。
過去20年(回)の私立勢66%と公立勢33%の比率を超えていることがわかります。
傾向でいくと6月10日までに梅雨入りするかどうかがポイントのようですが、全体的なポイントとしては、
梅雨入りが早い→私立勢有利
梅雨入りが遅い→公立勢有利
という結果となりました。
梅雨明けが早い順
続いて梅雨明けの早さで比較してみたいと思います。
これは、梅雨明けが早いとやや私立勢有利のようにも見えます。
ただし、直近のデータでは、前橋工業の優勝実績がありますので、どちらかというとまんべんなくバラけているという印象ともいえますが、言い方を変えて梅雨明けが遅いと公立有利という表現がいいのかなぁと思います。
特に7月中~下旬以降に梅雨明けした場合については、比較的新しいデータもありますので、公立校が有利となっているのがわかります。
梅雨明けが早い→私立勢有利
梅雨明けが遅い→公立勢有利
という結果になったと言えると思います。
梅雨の期間が長い順
梅雨の期間が長い順でみていきます。
過去20年(回)で梅雨の期間が50日を超えた場合には、私立勢の優勝確率が100%という結果になっています。
それ以外のデータについては、特定の傾向がはっきりしないため分析が難しいです・・・。
なのでポイントとしては、梅雨の期間が長い(50日を超える)かどうかに注目していきたいとおもいます。
降水量が多い順で比較
最後に降水量が多い順で比較したいと思います。
降水量の平年比で100を超えた場合と超えない場合で分かれています。
降水量が多い場合には、私立勢と公立勢が五分五分となっています。
ただし平年比が115%を超えるか超えないかでデータに差が生じています。
また、降水量の平年比が100を下回っている場合には、私立勢の優勝確率が高くなっています。
平年比100以上→私立勢・公立勢とも五分五分(ただし傾向あり)
平年比100以下→私立勢有利
という結果になりました。
気象データによる夏の群馬県予選優勝校の傾向まとめ
梅雨の時期の早さや降水量、あるいは期間の長さで多少傾向があるのかぁといった印象です。
特に梅雨の傾向として
・梅雨入りの早さ(遅さ)
・梅雨明けの早さ(遅さ)
・梅雨の期間の長さ(短さ)
・降水量
このあたりに注目しておくと面白いかもしれません。(分析については、相関しないものもあるかもしれませんがお許しください。)
夏が近づくと高校野球に関する盛り上がりや感心(関心)はピークに達します。
今年の予想は・・なんてことも考えると思います。
タイトルに反して傾向は予想できていませんし、あまり説得力のある分析とはなりませんでしたが、高校野球を別の角度から予想し楽しむということできるのかなぁ・・・と思っています。
こんな感じの予想をいくつ繰り返しながら夏の高校野球を楽しんでいきたいとフライング気味に考えています。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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